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目が喜んでいる

宮井です。

 

右膝の外側が痛いという方が先日ご来院しました。
階段を昇る時に特に痛いということで、平地でもたまに歩けないほど痛むという患者さんです。

僕は、発症している症状は痛む部分が必ずしもその原因ではない、と考えるタチなので、そういう患者さんと出会った時に膝以外にも触っていきます。できる限り全身をチェックするように触ります。
これは、もし膝が原因だとしても、膝が原因でも他の場所に悪い影響を及ばせないように予防するという意味もあります。

さて、冒頭の「目が喜んでいる」ですが、その患者さんの膝ではなく、首のコリを触って緩めている時のことです。
その患者さんは、「先生、そこ効きますね。目にジーンと響いて、楽になっていきます。目が喜んでる。」
とおっしゃいました。

施術をして15年、首をさわって目が楽になることは珍しいことではありません。首と目?不思議に思う方も多いと思いますが、施術をする多くの先生が経験していることだと思います。

しかしながら「目が喜んでいる」という表現は、あまりに唐突で、とてもセンスを感じる一言でした。とても僕には想像できない…

首をさわって目が喜ぶ理由は、またの機会にご説明したいと思いますが、施術をする上で少なくない出来事です。

その患者さんの膝は少しずつよくなってきています。でも目を治しに来院されているわけではないので、「膝が喜ぶ」さらなる方法を今日も考えます。